GLOSSARY

用語集

Claude Codeを使い始めるときに知っておきたい用語を、カテゴリ別にまとめました。各用語は一般的な定義を基本とし、Claude Codeで使うときの補足を添えています。

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コアツール

Claude Code(クロードコード)

Anthropic社が提供するAIコーディングエージェント。ターミナルまたはデスクトップアプリから起動し、自然言語の指示でファイル操作・コード生成・コマンド実行まで自律的に行う。コードを書くだけでなく、文章作成・資料整理・自動化スクリプトなどテキストベースの作業全般に使える。

AIエージェント

目標やタスクを与えると、達成までの手順を自ら考え、必要なツールを使い分けて実行するAIの総称。従来の「質問して答えをもらう」チャット型AIと異なり、実際に外部環境(ファイル・API・Webなど)に働きかけるのが特徴。Claude CodeはこのAIエージェントの代表例のひとつ。

デスクトップアプリ版

コマンドではなく、ウィンドウ・ボタン・メニューで操作できるGUI版のClaude Code。視覚的でわかりやすく、初心者向け。

CLI版/ターミナル版

ターミナル上でコマンドを入力して動かすClaude Code。エンジニア向けで、慣れると自動化や細かな制御がしやすい。後述するIDEやエディタと組み合わせて使うことも多い。

インターフェース・開発環境

GUI(Graphical User Interface)

ウィンドウ・アイコン・ボタン・メニューなど、視覚的な要素をマウスやタッチで操作するインターフェース。普段のPC操作のほとんどがこれにあたる。

CLI(Command Line Interface)

キーボードからコマンド(文字列の命令)を入力して操作するインターフェース。画面は基本的に文字だけ。覚えることは多いが、繰り返し作業の自動化や遠隔操作に強い。

ターミナル

CLIでコンピュータを操作するためのアプリケーション。Macでは「ターミナル.app」、Windowsでは「コマンドプロンプト」「PowerShell」「Windows Terminal」などが該当する。この中でコマンドを打つと、OSやツールがそれを実行する。

シェル

ターミナルで打ち込んだコマンドを解釈して実行するプログラム。代表例はbash、zsh、fishなど。MacのデフォルトはzshでWindowsはPowerShell。「ターミナル」は入力する窓で、「シェル」はその中で動いてる解釈器、というイメージ。

エディタ

テキストファイル(ソースコード含む)を編集するためのソフト。メモ帳やTextEditのような単機能のものから、VS CodeやVimのような多機能なものまで幅がある。

IDE(Integrated Development Environment/統合開発環境)

エディタに加えて、コード補完・デバッグ・バージョン管理・ビルドなど、開発に必要な機能を1つにまとめたソフトウェア。エディタの上位互換に近い。Visual Studio、IntelliJ IDEA、Xcodeなどが代表例。VS Codeは厳密にはエディタだが、拡張機能でIDE並みに使える。

Cursor

VS Codeをベースに、AIアシスタント機能を統合したエディタ/IDE。GPTやClaudeと対話しながらコードを書ける。Claude Codeと並んで「AIネイティブな開発環境」のひとつとされる。

プラン・課金

Proプラン

Claude(およびClaude Code)の標準的な有料プラン。月額20ドル(日本円でおよそ3,000円)。Claude Codeを利用するにはこのプラン以上の課金が必要で、無料プランでは使えない。

Maxプラン

Claude Codeのヘビーユーザー向け上位プラン。$100(Pro比5倍)/$200(Pro比20倍)の2段階がある。できる機能はProと同じで、使用量の上限だけが違う。長時間稼働や業務での日常利用を想定する場合に選ぶ。

トークン

AIが文章を処理する際の最小単位。1トークンはおおよそ英単語1語、日本語では1〜2文字に相当する。入出力の合計トークン数がプランの上限を超えると、一時的に利用制限がかかる。

メモリ(RAM)

PCが作業中のデータを一時的に保持する領域。容量が大きいほど複数の処理を同時に走らせやすい。Claude Codeは16GB以上が推奨で、8GBでも動くが並行作業で詰まりやすくなる。

ファイル・データ形式

Markdown(マークダウン)/ MDファイル

記号を使って見出しや箇条書きを簡単に書ける軽量マークアップ言語、およびその形式で書かれたテキストファイル(拡張子.md)。人間にも読みやすく、プログラムにも解釈しやすい。Claude Codeでは設定・スキル・ドキュメントの標準形式として使われる。

JSON(JavaScript Object Notation)

データを「キーと値のペア」で記述するテキスト形式。プログラム同士がデータをやりとりするときの標準フォーマットのひとつ。人間にも読めるが、カンマやカッコの書き方にルールがある。

フロントマター

Markdownファイルの冒頭に、---で挟んで書くメタ情報ブロック。name:やdescription:など「このファイルについての情報」を記述する。SKILL.mdなどで使われる。

環境変数

OSやシェルがアプリケーションに渡す「設定値」のこと。APIキー・パス・言語設定などを保持する。プログラム側から参照すると、コードに直接書き込まずに機密情報を扱える。

.env(ドットエンブ)

環境変数を定義して保存するためのファイル。APIキーやパスワードなどをKEY=VALUEの形で並べておく。名前の先頭がドットなので隠しファイル扱い。Claude Codeでは原則として読み書きさせない設定にする。

APIキー

外部サービスのAPI(アプリケーション同士が通信するための窓口)を利用するときに、自分のアカウントを識別するための認証文字列。漏洩すると第三者に使われて高額請求につながるため、厳重に管理する必要がある。

隠しフォルダ/隠しファイル

名前の先頭がドット(.)で始まる、通常は表示されないフォルダやファイル。設定ファイル類を格納するのに使われる。Claude Codeのグローバル設定は~/.claude/という隠しフォルダに置かれる。

Claude Codeの設定ファイル

CLAUDE.md

Claude Code固有の設定ファイル。プロジェクトの背景・コーディング規約・振る舞いのルールなどをMarkdown形式で記述し、Claudeに読ませる。いわば「お願い系」の指示で、柔軟に書ける反面、AIの解釈次第で無視されるリスクもある。

settings.json

Claude Codeのツール挙動を制御する設定ファイル。JSON形式で記述し、特定コマンドの禁止・許可、確認要求などをシステムレベルで指定する。CLAUDE.mdが「お願い」なのに対し、こちらは「強制」。AIの判断に関係なくルールが適用される。

ディレクトリ構成(.claudeフォルダの中身)

Claude Codeの設定は、.claude/という隠しフォルダの中にまとめて配置する。このフォルダは2ヶ所に存在しうる。

  • グローバル: ~/.claude/ — PC全体に効く設定。どのプロジェクトでも使える。
  • プロジェクト: <作業フォルダ>/.claude/ — そのプロジェクト限定の設定。

.claude/フォルダの中には、以下のような構造でファイルが配置される。

.claude/
├── settings.json       ← ツール挙動の設定
├── skills/             ← スキル置き場
│   └── my-skill/
│       └── SKILL.md
├── agents/             ← エージェント定義置き場
│   └── my-agent.md
└── commands/           ← スラッシュコマンド置き場
    └── my-command.md

このほか、プロジェクト直下にはCLAUDE.mdが置かれる(.claude/の中ではなく、プロジェクトのトップに直接)。

Claude Codeの機能(スキル・エージェント・コマンド)

スキル(Skills)

Claude Codeに「特定の作業の手順」を覚えさせる拡張機能。普段は通常のチャットとして動作するが、条件に応じて自動で呼び出される。同じ作業を繰り返すときに毎回ゼロから指示を出す必要がなくなる。

SKILL.md

スキルの本体となるMarkdownファイル。冒頭のフロントマターにname(スキル名)とdescription(説明)を書き、本文に手順を記述する。.claude/skills/<スキル名>/SKILL.mdの形で配置する。

エージェント(サブエージェント)

Claude Code本体から呼び出せる、特定の役割に特化した小さなClaude。独立したコンテキストを持ち、専用のシステムプロンプトで動作する。たとえば「ファクトチェック専任」「コードレビュー専任」など、特定分野の担当者として使える。.claude/agents/にMarkdownで定義する。スキルが「手順マニュアル」なのに対し、エージェントは「専門性を持った担当者」というイメージ。

スラッシュコマンド(カスタムコマンド)

/コマンド名の形で呼び出せる、ユーザー定義のショートカット。よく使うプロンプトやワークフローを登録しておき、1発で実行できる。.claude/commands/にMarkdownで定義する。

フック(Hooks)

特定のイベント(ファイル保存時・セッション終了時など)に自動で実行されるスクリプト。settings.jsonで設定する。「◯◯が起きたら毎回△△する」を自動化できる。

モデル(Opus / Sonnet / Haiku)

Claudeには性能・速度・コストが異なる複数のモデルがある。Opusが最上位(高性能・高コスト)、Sonnetが中位(バランス型)、Haikuが下位(高速・低コスト)。用途に応じて使い分ける。Claude Code内でも、エージェントごとに使うモデルを指定できる。

name(ネーム)

スキルやエージェント、コマンドを識別するための名前。それぞれのタイプ内で一意である必要があり、/スキル名や/コマンド名の形式でユーザーが明示的に呼び出すときにも使われる。

description(説明文)

スキルやエージェントを「いつ」「何のために」呼び出すかを説明する文。Claudeはこの説明文を読んで自動起動するかを判断するため、曖昧な書き方だと呼ばれない。「何をするか」「どんな入力があったときに使うか」を具体的に書く。

スキルクリエイター

スキルを作るためのスキル。Claude Codeに標準搭載されており、対話形式で「何を自動化したいか」「どんな入力・出力にするか」をインタビューしながら、SKILL.mdの雛形を自動生成してくれる。

自動起動/手動起動

スキルやエージェントを呼び出す2つの方式。自動起動はClaudeがdescriptionを見て判断して呼ぶ方式、手動起動は/スキル名で明示的に指定する方式。テストや確実に使いたいときは手動が便利。

セキュリティ

プロンプトインジェクション

AIに対して、外部入力(ファイル・Webページ・ユーザー入力など)経由で悪意ある指示を紛れ込ませる攻撃手法。信頼できないソースをAIに読ませると、本来の指示を無視させられたり、機密情報を引き出されたりする危険がある。

ハルシネーション

AIが事実でない情報を、あたかも正しいかのように生成してしまう現象。Claude Codeの場合、実在しないライブラリのインストールを勧められ、そこに攻撃者が偽パッケージを置いていた、というような二次被害にもつながりうる。

機密情報

漏洩してはいけない情報全般。APIキー・パスワード・個人情報・社内データなどが該当する。Claude Codeに権限を与える際は、これらへのアクセスを制限する設定が不可欠。

権限(パーミッション)

ソフトウェアやユーザーが「何をしていいか」を示す許可の範囲。ファイル読み書き・コマンド実行・ネットワークアクセスなどが個別に設定できる。Claude Codeは便利なほど広い権限を欲するため、渡す範囲を意識して管理する。

ハーネス(harness)

元は「馬具(手綱)」の意味。AI文脈では、AIモデルを安全に制御・運用するための枠組み全体を指す。プロンプト設計・権限制限・実行環境のルールなどを含む。

deny / allow

設定ファイルで「禁止」「許可」を指定するキーワード。settings.jsonではdenyリストに書いたコマンドやファイル操作がブロックされ、allowリストに書いたものは許可される。

動作確認テスト

設定やプログラムが意図通りに動作するかを確認する作業。セキュリティ設定なら「APIキーを教えて」と聞いて拒否されるか、ファイル削除前に確認を取るか、などを実際に試してチェックする。

操作・概念

ディレクトリ/フォルダ

ファイルを階層構造で格納する入れ物。意味はほぼ同じで、Windowsでは「フォルダ」、Unix系(MacやLinux)では「ディレクトリ」と呼ばれることが多い。CLIでは「ディレクトリ」、GUIでは「フォルダ」という使い分けも一般的。Claude Codeでは「どのディレクトリで作業するか」を指定して起動する。

ホームフォルダ(ホームディレクトリ)

そのPCの利用者(ユーザー)ごとに割り当てられた個人用の最上位フォルダ。Macでは/Users/ユーザー名/、WindowsではC:\Users\ユーザー名\。チルダ記号~で省略表記されることが多い。

チルダ(~)

ホームフォルダを表す省略記号。~/Documentsと書けば「自分のホームフォルダ配下のDocuments」を意味する。ターミナルやパス指定でよく登場する。

パス

ファイルやフォルダの場所を示す文字列。/Users/tera/Documents/test.txtのようにスラッシュ(Windowsではバックスラッシュ)で階層を区切って表記する。

ローカル

自分が使っているPC上の領域を指す言葉。対義語は「リモート」や「クラウド」(ネットワーク越しのサーバー)。Claude Codeはローカルのファイルを直接操作できる点が、従来のブラウザ型AIと大きく違う。

マージ(merge)

「統合する」の意味。複数のファイルやデータを、重複を避けつつ1つにまとめる操作を指す。Claude Codeでは、既存のCLAUDE.mdに新しい内容を追加するときに「上書きではなくマージ」と指示するとよい。

コマンド

コンピュータに実行させる命令文。ターミナルで文字入力して実行する。Claude Codeは内部的に多数のコマンドを実行するため、危険なものはsettings.jsonで制限しておく。

再起動

アプリやシステムを完全に停止してから起動し直すこと。設定ファイルの変更は再起動後に初めて反映されることが多い。Macでは左上のメニューから「アプリを終了」を選ばないと完全終了にならないので注意。

コードベース

あるプロジェクトやシステムを構成するソースコードおよび関連ファイルの全体像。Claude Codeはコードベース全体を文脈として理解したうえで、関連箇所を探して修正・追加できる。

バージョン管理・プロトコル

Git

ファイルの変更履歴を管理するバージョン管理ツール。自分のPC内(ローカル)で動作し、「いつ・誰が・どこを変えたか」を追跡できる。Claude Codeの一部機能で必要とされ、未インストールの場合はインストールを求められる。

GitHub

Gitで管理しているファイルをインターネット上に保存・共有できるWebサービス。Gitが「変更履歴を管理する仕組み」なのに対し、GitHubは「その履歴をクラウドに置いて他人と共有する場所」。名前が似ているが別物で、Gitはそれ単体でローカル利用できる。

リポジトリ

Gitで管理する単位(プロジェクトのまとまり)。1プロジェクト=1リポジトリで扱うのが基本。Windows版のClaude Codeでは、フォルダ選択画面が「リポジトリを選択」と表記されることがある。

プロトコル

機械やソフト同士が通信するときの「共通ルール」「約束事」。人同士の会話で「日本語で話そう」と決めるのと同じで、異なるシステム間でデータをやり取りできるように、形式や手順をあらかじめ統一したもの。

MCP(Model Context Protocol)

Anthropicが策定した、AIモデルと外部ツール・データソースを接続するためのオープンな共通プロトコル。MCP対応ツールを介することで、Slack・Gmail・Googleカレンダー・各種DBなど、普段使っているサービスにClaudeから直接アクセスできる。

周辺ツール

NotebookLM

Googleが提供するAIツール。複数の資料(PDF・Webページ・テキストなど)を読み込ませて、要約・Q&A・音声対話などに活用できる。情報整理やスライド生成の用途に強い。

Remotion

JavaScript/Reactで動画を生成できるフレームワーク。コードベースで動画を作れるため、AIコーディングツールとの相性がよく、Claude Codeで動画自動生成パイプラインを組む例もある。

紛らわしい用語の整理

CLI ↔ GUI ↔ IDE ↔ エディタ

CLIは文字ベースの操作、GUIはマウス・アイコン操作の総称。エディタはテキストを書くソフト、IDEはエディタに開発補助機能を加えた統合環境。Cursorのように境目が曖昧なツールも増えている。

CLAUDE.md ↔ SKILL.md ↔ settings.json

すべてClaudeへの指示・設定を記述するファイルだが、役割が違う。CLAUDE.mdは方針のお願い、SKILL.mdは特定タスクの手順書、settings.jsonはツールの強制制御。

スキル ↔ エージェント ↔ スラッシュコマンド

どれもClaude Codeの拡張機能だが、用途が違う。スキルは「作業の手順マニュアル」、エージェントは「特化した専任担当者」、スラッシュコマンドは「ショートカット」。

Git ↔ GitHub

Gitはローカルで動くバージョン管理ツール、GitHubはGitの履歴をオンラインで共有するサービス。Gitだけでも使えるが、GitHubを使うにはGitが必要。

グローバル ↔ プロジェクト

スキル・エージェント・settings.jsonなどに「グローバル(PC全体に効く)」と「プロジェクト(特定フォルダだけに効く)」の2種類がある。配置場所で挙動が変わる。

自動起動 ↔ 手動起動

スキル・エージェントの呼び出し方の違い。自動起動はClaudeに任せる方式、手動起動(/スキル名)は明示的に指定する方式。テスト時は手動が便利。

チャット型AI ↔ AIエージェント

チャット型AIは「質問に答える」存在、AIエージェントは「タスクを実行する」存在。同じLLMが動いていても、提供されるインターフェースと機能の範囲が根本的に違う。

Pro ↔ Max(5倍)↔ Max(20倍)

Claudeの3つの課金プラン。機能は同じで、使用量の上限だけが違う。Proから始めて、足りなくなったら上げていけばよい。